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京都府、「位置情報」を観光活用へ 隠れた名所を紹介

京都府は9月27日、ゲームなどで使われる「位置情報」を、地域の隠れた観光スポットの発掘や紹介につなげる取り組みを始めると明らかにしました。スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」を提供する米ナイアンティック日本法人の協力企業と連携します。府内の市町村や観光協会が情報を入力すればゲームに反映されるほか、観光客向けのさまざまなサービスに活用できるようになります。ポケモンGOなどでは、地図情報と衛星利用測位システム(GPS)を組み合わせ、実際の移動と連動してゲーム内のキャラクターが動きます。特定の場所を訪れるとゲーム内のアイテムが手に入り、そのスポットの写真や説明文などの情報が見られるようになります。同法人の村井説人社長が8月に山田啓二知事と懇談した際、観光や防災分野での連携を確認しました。府と同法人を技術的にサポートする民間企業「未来ボックス」(横浜市)も、地域がPRしたいスポットの正確な情報が発信できる仕組みをつくることでも合意していました。今後、未来ボックスが市町村や観光協会など公的な機関に、情報入力に必要なアカウントを発行し、緯度や経度、PRしたいスポット名、画像、説明文を入力してもらいます。府は今後、訪日外国人観光客向けなど多くのサービスで位置情報の利用が進むとみており「多言語でのスポット紹介や、スタンプラリー形式で名所を巡る取り組みなど、いろいろな活用法が考えられる」と期待を込めています。

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